平成が幕を閉じ時代は令和へ。
バンドも15周年という大きな節目を無事に終え新しい目標を20周年ワンマンライブに定めて舵を切っていく。
そんな時にまさかの一報が届く。
熱いロック担当であったギターIoriが活動に一区切り付けたいと申し出てきたのだ。
バンドはコード楽器を失い、ドラムとベースが鳴る中でのリハーサルを続けざるを得なくなった。
我々の予想を遥かに超えて、新しいギタリスト探しは難航する。
ギタリストは多いはずなのだ。ローラーにいるパートの中で一番探しやすいと思われたのだが…
俺たちの新しい仲間となった男。彼はとあるメンバーと同じ職場で、既にそのメンバーとセッションをしていたのだ。
彼の名はTakanori
Takanoriは非常に真面目なのだ。そして俺たちを強く魅了する人柄の持ち主でもある。
彼の異色の経歴はこうだ。
高校時代にバンドを始め、エレキギターを担当。
学生時代を経て社会人となる。社会人になった途端にバンドとは疎遠となるが、ギターは弾きたい。
そこで彼はアコースティックギターに持ち替えて、押尾コータローのようなソロインストでギターを楽しむスタンスにシフトしたのだ。
そんな彼といの一番にセッションをした男。テナーサックスのKOBA.である。
KOBA.はとある演奏会で共に出演するパートナーを探していた。そのパートナーこそがTakanoriだったのだ。
KOBA.の勧めでスタジオに遊びに来た。
最初のスタジオではアコースティックギターを持ってきて、私はエレキギター持ってません。と。
しかしながら彼の姿勢、人柄はメンバーを惹きつけた。お互いにすぐに気持ちが固まり加入となった。
加入後は、早々に企画されたインスタライブで、安定のパフォーマンスが出来るまでに溶け込んでくれている事は皆様もご存知の通り。
楽器を持ってないままに加入した特異なケースは紅一点、華を添えてくれたKanaの加入とリンクしてしまう。
因みに私もベースを持ってなかったが…
要は気持ち。ハートなのだ。
年齢を重ねて尚音楽への飽くなき探究心は続いている。
Masahide Mitch Hideki KOBA. HOPPY U Kiichiro Akira Takanori Yushi