第1期 結成~初ライブまで

文:Take


当バンドの歴史は2004年に正式に動き出したようなものです。

 

管楽器主体のバンド自体、実のところ私もリーダーのmasahideも組んだことがなく「東京スカパラダイスオーケストラ」というバンドは知っている、聴いたことがある程度のものでした。

 

「ローラーコースター!!」の発足はギターのKが立ち上げたオリジナルポップを主軸としたバンドで、その路線での活動は地味にはしていたのですが、あるきっかけで私とマサヒデは路線変更を求めてしまったのです。

 

今から10年以上前の高校時代、コンサートにアニメ「妖怪人間ベム」をやろうとしていた私とマサヒデは、編曲用のための音源を探していました。ところがこのアニメはCDどころか、ビデオすら地元になく唯一あるのが東京スカパラダイスオーケストラの演奏しているライブ盤のアルバムだけったのです。

当時コンダクターだったmasahideはこれを編曲し、私がショー的パフォーマンスのアイディアを出してコンサートのトップ曲として演奏したのです。

 

そのあるきっかけとは、この高校時代の映像をmasahideと見てしまったのです。

何事にもひたむきで、時には若さゆえに良識を欠ける行動をしていた二人でしたが、この10年以上前の映像は、妥協、惰性で音楽をしていた現時点の私達には強烈に訴えるものがありました。

 

無論高校時代のコンサートゆえに稚拙な面や、段取りの悪さはありましたが・・・。

これをきっかけに、お互いがこんなのやりたいねと話すようになってからは、たちまち具現化するために奔走しました。まず当時のポップバンド「ローラーコースター!!」でなかば無理矢理これらの音楽をやりたいと提案し、承諾を得、そしてメンバー集めに精を出すのですが・・・。

 

学生の頃の友人関係にあたっても、良い返事はいただけず、また玄人系のジャズの人に頼んでもやはり良い返事はいただけなかったのです。

毎日こまめにmasahideとやりとりをして、ネット、知人、張り紙等あらゆる手段を使ってメンバーを集めようとしたのですが、結果は散々たるもので時間だけが過ぎていく日々でした。そんな状況に業を煮やしてか、在籍メンバーの欠席率もひどくなりスカパラどころか、普通のバンドとしての機能も果たす事ができなくなっていったのです。

 

トップページの写真こそ、さまになっているように見えますが、実は来る日も来る日もスタジオでは3人スカパラだったり、究極の2人スカパラなんて日もありました。

 

このころがローラーコースター!!一番の低迷期だったのだと思います。

自棄気味になることもありましたが、高校時代の先輩トムさんの加入後、地道な努力を続けたおかげか人も集まりようやく昨年11月に念願の初ライブまでたどり着くことができたのです。

 

もし、なんらかの機会でこのページが目に留まったら、是非ライブに足を運んでもらえれば幸いです。

 

「虎は死して皮を残す」ならローラーコースター!!は死して音を残す。そんなバンドになっていければと思っています。応援宜しくお願いします。