· 

2019/08/17 「第10回 すみだストリートジャズフェスティバル」

昨年7月バンド結成15年目にして

 

六本木Varitにて念願の東京Liveを行ったRoller Coaster!!

初東京にも関わらず、箱全体を馬鹿々々しい程の熱気で包みオーディエンスとの一体感を存分に味わえたLiveとなった。

 

今年はこの熱気を更に多くの東京のオーディエンスと味わいたい…

 

Koba.(Tenor sax)からの提案により数多のプロミュージシャンも出演する

『すみだストリートジャズフェスティバル』に照準を合わせエントリー。

選考を潜り抜け、記念すべき第10回に見事出演する事が決定した。

 

しかし、メンバー各々がLiveに向け思いを馳せている最中の6月、

長年tromboneを担当したDaisuke脱退も有り、フルメンバーでの演奏が叶わないかと思われたが、

普段はKeyboardとして場を制するYushiがマルチプレイヤーの才能を発揮しTromboneで参戦

 

そしてKeyboardには過去メンバー紅一点であり超絶技巧の持ち主であるKanaのサポートを得る事が決まり、

是ほどには無い、完全な形でのステージを迎える事となった。

 

本番当日、錦糸町駅周辺が真夏の熱気と音楽に染まる中、

アルカウェストタワー1Fステージに際立つ紅いスーツを身に纏ったRoller Coaster!!の姿は有った。 

★SETLIST

1. ODYSSEY(short ver.)

2. Astraea

MC

3. めまい

4. Summer Of Love

MC

5. 11

6. Love Emotion!!

7. Right Now!

En. HAPPY

 

初出演の場所でトリという大役を任され、

ビッグバンドが多く出演しているステージで≪ODYSSEY≫からスタートしたのは

初めて聴くオーディエンスからすると耳に馴染み易かったかもしれない。

フロント5人の奏でる荘厳なアンサンブルが場全体をRoller Coaster!!の世界に引き込んでいく。

 

そして≪Astraea≫introが流れると同時にHideki(Vo&Per)が前に躍り出たかと思うと

オーディエンスとの一体感を強固な物とするべく言葉を紡いでく。

Kiichiro(Tp)の軽快なソロが輝き、Yushi(Tb)の前からいたであろうと思わせる存在感のあるソロが、ボーカルの後押しをしてくれる。

途中マイクケーブルが抜けるハプニングもあったが、それすらも笑いに変えて突き進めたのは

RollerCoaster!! Vocalとしての矜持ももちろんあるが、何より仙台・東京のRoller Familyがその場に駆けつけてくれたという事が大きいだろう。

 

MCではkoba.(Ts)がマイクを握り、『すみジャズ』に出演出来たことの喜びを熱く語る。

見た目もそうだが、やはりラテンの血が騒ぐのだろう。

ただ誤解なく言うと彼は純粋な日本人だ。魂がラテンという方が正解である。

 

しばしの静寂を置きKana(Key)の指から繊細な旋律が流れ出す。

更にMasahide(Bass&Leader)の指から弾かれるGrooveの重なる心地よさで

既に軽い≪眩暈≫を覚えつつ、Mitch(Bs)の熱いソロに酔いしれ、Koba.(Ts)の色めくソロで締まる。

数年ぶりに演奏した楽曲であったが、レギュラー曲としてやっていた頃よりも

年月が経った事により円熟度が増した感あり。

この日に演奏出来たことは、既に数年前から『すみジャズ』との縁があったのかもしれない。

 

続けてHoppy(Per)の軽快なコンガのリズムから、

今回新曲として持ち込んだ≪Summer Of Love≫へと流れ込む。

ほぼ2カ月前に産声を上げた曲であり、セットに含むか賛否はあったが

夏のせいも有り、急遽『すみジャズ』へ投入する事が決定。

Kanaの旋律も加わり、気持ちはオーディエンスと共に南国白砂のビーチへ。

西陽も射す頃となり夏のアバンチュールな雰囲気に一役買っていた。

 

MCとなり、Hidekiがマイクを持ちメンバー紹介。

時間がタイトな事も有り、長い彼にしては珍しく端的に済ませたMC。

やれば出来るじゃん!!

 

その後もLastに向けて熱い音楽は続いてく。

ガラっと雰囲気は変わり、Roller真骨頂の≪11≫

U(As)を筆頭に、ホーン全員の音圧に圧倒されたオーディエンスは少なくなかったであろう。

Yushi、Kanaが参戦してくれたからこそのフルメンバー11人による演奏となった。

 

熱気に包まれた会場にAkira(Dr)のダンサブルなリズムに合わせてRoller屈指のナンバーが押し寄せる。

≪Love Emotion!!≫オーディエンスを交えてのダンスはほんと堪らない。

今回の客席は階段であり、手の動きだけの参加をお願いした。

愛に溢れる楽曲は素晴らしいと思えた瞬間であった。

 

怒涛のラストは恒例の≪Right Now!≫

こちらも普段はジャンプのところで手を挙げて貰う。

皆の笑顔、笑顔、笑顔!!

アルカウェスト1Fステージが本当に一つとなった。

 

この時の映像は今でも目に焼き付いている。

 

初のステージにも関わらず、客席、沿道とも沢山のオーディエンスに囲んで頂き、まさかのアンコール!!

僕たちの気持ちを返したく、みんなの幸せを願う気持ちを込めて

≪HAPPY≫で締めくくった。

 

音は人と人を繋ぐ、場所なんか関係ないとメンバー全員が思ったに違いない。

 

その日の夜はメンバー、Rollerファミリー含めての打ち上げ。

とてもうまい酒を錦糸町で頂いた。

この熱気を仙台に持ち帰ろう。

 

次回は定禅寺ストリートジャズフェスティバル

是非、応援よろしくお願いします!!

 

Vo&Per  Hideki